結婚披露宴で和歌山愛を誓った夫婦
こんにちは、りーさです!
寒くなってきましたね。
東京もすっかり秋です。もう薄手のコートが手放せません。
実は、私の東京生活もあと1ヶ月を切っています。そこで、東京にいるうちに会っておきたい人たちに「ごはんいきましょう!」とお誘いラッシュをかけております。
そのうちの一人、東京に住んでいる和歌山県民、太田聖さん。
「ごはんいきましょう!」と連絡したところ、
「うちに遊びにおいでよ!」とおっしゃってくださったので、さっそく遊びに行ってきました!
仕事終わり21:00、代々木のとあるマンションに到着。
実は最近、神田から代々木へ引っ越したばかりの太田さん。
奥様とあたたかく迎えてくれました。
お部屋の壁を自分たちでペンキ塗ったりしてDIYされたのだとか。良い青色でした。
太田さんは私と同じ田辺市出身、奥様はお隣の上富田町出身で、お二人とも田辺高校の先輩!
普段エセ標準語で接客している私。
(代官山マダムにゴリゴリの和歌山弁はどうなのかと思って…)
関西のイントネーションに、すっかりリラックスモード。
そして、テーブルには美味しそうな奥様の手料理。
鍋と、ジャガイモとベーコンのチーズ焼き、そしてビール!(最高!!)
もうお腹ペコペコだった私。
写真とか撮るのも忘れてがっつきました。とても美味しかったです。
食べ終わってリビングで3人でくつろぎます。
実は太田さん夫妻は、結婚して1年半の新婚さん!
東京で行われたお二人の結婚披露宴パーティーのDVDを鑑賞させて頂きました。
(結婚式は地元田辺の闘鶏神社で行ったそう。)
いや、これがもう、ほんっとうに素敵でびっくりです。
元CA、黒木瞳似の奥様の美しさと言ったら…。
お二人はなんと、パーティーをほぼ二人で企画したのだとか!
いろんな人の結婚式を企画してきたという太田さん。
ご自身の結婚披露宴でそのアイデアが爆発した感じでした。(笑)
そのアイデアはご自身のお友達の協力で実現できたのだそうです!
当日の会場セッティング、音楽に加え、
こんな素敵なタブロイド紙も!
太田さんのお友達、スペック高すぎ!!
こちらはアルバム!
おしゃれ~~~~~!!!
パーティーは東京で行われたのですが、お二人の和歌山愛が感じられる、これまでにはない感じの結婚パーティーでした。
まずは、梅酒で乾杯。(田辺市の条例です)
アイスブレイクゲームは和歌山についてのクイズ。
そして、誓いの言葉。
「地元をもっと愛する場所にすべく、アクションし続けます。」
お二人の愛の誓いプラス、和歌山に対する愛も誓われました!
太田さん夫妻に、このアクションについて伺ってみました。
太田さんは現在、リノベーション関係の会社にお勤めで、奥様は旅行会社にお勤めです。
りーさ:「和歌山へのアクションとして、何かなされてることはありますか?」
太田さん:「東京に住む友達を、和歌山に連れて行ってる。今月も、紀の国トレイナートツアーを企画中だよ。」
【画像引用元:紀の国トレイナート/AGARA 紀伊民報】
紀南地方で10/21から12/24まで行われるアートイベント。
最初の3日間は特に大きなイベントが開催されるのだとか!
めっちゃ行きたい!!!だが行けない...
8月にもお友達を和歌山へ連れて行くツアーを実施され、熊野古道や湯浅醤油工場へ行ったり、北山村で川下りも体験したそう。
東京のお友達は大喜びだったそうです!
太田さん:「僕は友達を和歌山に連れて行って、実験をしてるんです。和歌山のどの部分を切り取って、どう見せれば外の人(東京の人)は喜ぶのか。だんだん、見せ方に自信がついてきてるところです。」
地元の人にとっては何でもないようなことでも、外の人は喜んでくださるそうです。
りーさ:「ツアーする上で、どういう風に和歌山を見せているのですか?」
太田さん:「自分が知ってる場所を、自分の言葉で紹介しています。僕は小学生の頃から民話が好きで。今でもトイレとかに本を置いてて、たまに読んでるんだけど。
例えば、橋杭岩を案内するときも、橋杭岩の伝説を話したり。完全に合ってるかどうかわからない、うろ覚えな感じがリアルでいいと(笑)友達から言われたよ。」
そういって、橋杭岩の弘法大師説と、 もうひとつの説をお話をしてくださいましたが、主人公の名前が出てこないといううろ覚え具合でした(笑)
【画像引用元:http://www.kankou-kushimoto.jp/event/hashikui_r_up.html】
弘法大師説が気になった方は、こちらで読んでみてください。
私も雑学というか、こういう類の話を聞くのが大好きで。
こういう情報があると、よりその場所が印象付けられるなと感じました。
太田さん:「でも、このツアーは、自分の友達に対して、無料でやってるからこそ成り立ってるものやと思ってます。ちゃんとツアーガイドとしてお金をもらうなら、もっと凄い情報量が要ったり。その辺はまだ考え中です。
今、ガイドさんって増えてますけど、本当に自分が素敵やなと思ってることを伝えられる人が和歌山(紀南・熊野)には少ないんじゃないかな〜って感じてます。」
太田さん:「あ、あと外国人相手にも実験してみたいね。」
そういって奥様に微笑む太田さん。
太田さんの奥様は、先ほどもチラッと書きましたが、元CAさん。2年前までドバイに住んでいたのだとか!
高校時代からアメリカに留学されており、英語が堪能です。
グローバルな奥様と暮らすことで、日常の会話の中でも外国の名前が出ることも。
太田さん:「奥さんと暮らすようになって、海外を意識するようになりましたね。
和歌山はもっと、世界へ向けて発信していいんちゃうかなって思います。
例えば、近露の奥ジャパンという会社があるんやけど、この会社はイギリス人が外国の人に向けて熊野の観光を発信してたりするんです。」
このような会社があることを、全く知りませんでした!
和歌山だけでなく、京都や四国、長野県なども紹介されております。
わたしも奥深いマニアックな日本、自分の足で歩いて見つけてみたくなりました。
りーさ:「今後のお二人のビジョンをお聞かせください!」
太田さん:「5年後、奥さんのオリンピック関係の仕事が落ち着いたら、和歌山へ帰ろうかと思ってます。
でもそれも、まだ本当に5年後かどうか、本当に帰るかどうか、まだわからない。
僕にとって、東京は世界の都市と比べても面白くて凄いまちです。
和歌山は思い入れもあるし、単純に面白いまちだけど、でもそんなまち日本中にたくさんあって。
その中でどうやって切り取って見せていくか。都会の空気を吸った人間が、和歌山の素材をつかってちょっとやんちゃするような何かを、見つけられたらと思ってます。」
わたしは、このお二人だからこそ切りとれる和歌山らしさがきっとあると思います。
これからのご活躍が楽しみです!
それと同時に、わたし自身の和歌山の切り取り方についても考えさせられました。
わたしが知ってる、わたしの言葉で紹介できる和歌山。
そんなにたくさん見つけられてるのかな?
東京で生活して約4ヶ月。
正直わたしは、東京というまちがどういう場所か、まだ掴めてません。
東京は、ほんの少しの距離を移動した隣駅でさえも、全くまちの雰囲気が違うのです。
「インテリアのまち目黒」、「古着とサブカルまち高円寺」、「古本のまち神保町」と言ったように、そのまちごとに「◯◯のまち」といったテーマがあるのです。
違う駅で降りるごとにころころと表情を変える東京は、たしかにとても面白いです。飽きません。毎回新しい刺激がありました。
でも、わたしは和歌山にそれらが無い、もしくは和歌山にいるからそれらに出会えない という事は無いと思うのです。
ワカヤマチックで紹介してるように素敵な場所はたくさんあります。
ただ、やっぱり「歩かない」ので、見つけられないことが多いのでは?と思います。
東京は電車の便が良い分、電車以外のところはみんな歩きます。
おしゃれ自転車やスケボーもいますが。
今、とても和歌山を歩きたいです!!
きっとこれまで、原付で前を通り過ぎてしまっていた素敵な場所がたくさんあると思うのです。
東京でのまとめ。
「まちを歩こう」です。
来月からは、北九州に場所を移します。
ここでもたくさんまち歩きをして、また新しい面白いモノ・コト・ヒトに出会えますように。
それでは、来月から住むまちの景色で締めます!
さよなら〜!