和歌山のこどもたち向けトランプで大のおとなたちが遊んでみた
こんにちは、ながっちです!
みなさん、「クラウドファンディング」って
聞いたことはありますか?
不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。
とあります。
つまり、
こんなモノ・イベント・サービスがあったらいいよね
というアイデアに対して
共感し、応援してくれる人をWEB上で募り
実現への可能性を広げる仕組みです。
(応援金額に対して配当もあります)
実は和歌山発のプロジェクトもたくさん生まれていて、
→海南駅前で去年から行われている「ARCADE」という
新感覚屋外マーケットイベントのプロジェクト
→なんと一千万円以上もの資金調達(予約販売)に成功した
宙に浮きながら回る音楽スピーカーLEVI SOUNDさんのプロジェクト
そして現在進行中のプロジェクトも...
→新宮市にある「Youth Library えんがわ」さんに新しく自習質を作ろう!というプロジェクト
他にも気になるプロジェクトが続々生まれていますが
今回迫るのは、このプロジェクト!
「和歌山の子供たちに
わかやまトランプを届けたい!!」
会場となっていたのは、
ライフスキル教育を提供するまちの学校
「PETER SOX」さんが運営する
ハウスブルーネ本校スタジオさん。
PETERSOX - いつでも、どこでも、自分らしく輝ける社会をつくる。
中には既にたくさんの人が...
中に入ると
奥の教室で直前の作戦会議中の子供たち。
そう、このお披露目会の発表者は
なんと、小学生!!!
小学生向けの商品ということで、
トランプの絵柄や
表面のキャッチコピーの一部、
オリジナルの遊び方など
実際に和歌山の小学生にアイデアをもらって
2ヶ月のあいだ制作を進めたそうです。
時間が来たので教室の中へ!
プロジェクトの発起人である小幡さんと
PETER SOX代表のおかっちさんの挨拶から始まり、
子供たちの発表のターンへ。
男の子「みなさんは和歌山のことを
いくつ知っていますか?
僕はたくさん知っています。
みなさんにも和歌山のことをたくさん知ってもらい、
和歌山のことをだいすきに
なってもらえるとうれしいです。」
あまりに堂々としっかりした発表に
「こんなに立派に成長して...」と、
参観日に参加した母親のような心境になりました。
(全然知らない子です)
子供たちは3つのチームに分かれて
アイデアを固めていったそう。
最初に表面の言葉を考えたキャッチコピー班の発表。
ホワイトボードの画像から
しっかりみんなで話し合った様子が感じ取れます。
「和歌山の梅のすごいところ
・うめはうめぇっていうダジャレができる
・うめの汁で目をこすると目がいたくなる」
絶対に大人からは出てこない
子供らしい意見が尊いです。
こんなふうに意見をみんなでたくさん出しあって、
いいと思うものに投票して案を固めていったそうです。
最終的に形になったものはこちら!
「うめぼしの
にほんいちは
わかやまだ
しゅるいがたくさん
たべなきゃそんだよ
うめぇから」
だじゃれ採用されてる!
裏面のデザインチームも
和歌山県の形をモチーフにした絵柄を
一生懸命考えたようです。
こんな感じに仕上がっていました!
そして最後に、ゲーム斑!
わかやまトランプオリジナルの遊び方を考えたそうです。
気になるその遊び方は...
1.机に裏返しにしたトランプを広げる
2.全員で「和歌山だいすき!」の掛け声と共にゲームスタート
3.机に裏返しになっているトランプの中から好きなカードを全員同時に引き、表面に書いてあるキャッチコピーをできるだけ速く読み上げる
4.読みきったら自分の持ち札に追加
5.また裏返しになっているトランプから好きなカードを引いては読み上げて持ち札に。ジョーカーが出たら和歌山だいすき!と読み上げます。(制限時間内にそれを繰り返す)
6.制限時間が来たら終了!
7.~集計タイム~持ち札の数字を全部足していきます。(ジョーカーは15点扱い)
8.数字が一番大きい人が勝利!
と、発表してくれました。
しっかりゲーム性がある...!
と、ここで子供たちにサプライズが。
子供たちにはこのイベントでは
完成品が間に合わないと伝えていた
わかやまトランプ完成品が登場!
とても嬉しそうに群がる子供たち。
と、シャッターチャンスを狙い群がるカメラマン達。笑
(この日は読売新聞社さんと
テレビ和歌山さんの取材も入っていました)
全部の班の発表を終えて、感想タイムに入ります。
発表内容から、
話し合いとかも大変だっただろうな~と思っていましたが
やはり「10回ぐらいケンカしたもんな!笑」
とおかっちさん。
おかっちさん「自分がおもしろいと思うことと、
相手がおもしろいと思うことはちがうんですよね。」
たくさんケンカして議論して
一つのものを決めていく中で
子供たちは相手に伝わる伝え方を
学べたのではないでしょうか。
子供たちの口からは
「このトランプを通して和歌山の魅力をもっとたくさんの人に知ってほしい。」
「自分自身も知らなかった和歌山のことをたくさん知ることができた。」
という感想が。
お披露目会後もたのしそうにトランプで遊んでました!
この男の子のお気に入りは太刀魚らしい。
たしかにこの太刀魚強そう。
お披露目会の様子は
こちらの公式ムービーからもどうぞ。
かわいい笑顔と発表の名場面がいっぱいです!
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そして後日、
トランプを貸し出して頂けるということで
「和歌山だいすき!」の掛け声に
若干の不安を抱きつつも
バイト先のカフェのお客さんたちと
実際に遊んでみました!
(ながっちはルール説明係)
机の上にトランプをセットして…
よ~い、スタート!
「和歌山だいすき!!!」(思い切りが大事)
「ぶつぶつぶつぶつぶつ....」
穏やかな雰囲気のカフェが一気ににぎやか(?)に。
みなさん早口言葉のように
ものすごいスピードで読み上げてます。
4人でやると1分半くらいで
すべてのカードがなくなったので
時間の目安にしてみて下さい。
しゅうりょーう!
集計タイム。
計算が結構大変。笑
終わってみてから、
・読み上げることによって書かれている内容が頭に入る
・けっこう情報が細かくておもしろい
・外の県に持って行くと盛り上がりそう
・和歌山の自慢を聞かれたときにぱっと答えられるようになりそう
などなどの感想を頂きました。
ルールも簡単なので大人も子供も楽しめますね。
前々回のワカヤマチックの記事の中で
和歌山愛が強すぎる高校生「和・ケンミンズ」の
中口君にインタビューした際には
小学生のときの授業で和歌山の偉人を知ったことが
今の和歌山愛に繋がったという話がありましたが、
このトランプの中には
稲村の火の濱口 梧陵
合気道の開祖の植芝 盛平
などのちょっとマニアックな偉人カードもあります。
小さいときに楽しく
「和歌山の歴史や自慢できること」に触れておくと
和歌山をおもしろがる発想に繋がりそうですね。
来年の1月に、一般販売が始まるそうですよ!
気になった方はお楽しみに!
※詳細は小幡さんとPETER SOXさんの続報をお待ち下さい
それでは和歌山仕様のジョーカーで
さようなら~。