泊まれる図書館「えんがわ」で、1泊床張り体験つきツアーに参加してきた
あけましておめでとうございます!りーさです。
(あけてしばらく経つけれど、新年初記事なのでこのあいさつでいきます)
おかげさまでワカヤマチックも無事年を越すことができました!
応援してくださってるみなさん、いつもありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年末年始のお休みで和歌山へ帰省してゆっくり・・・
してばかりいるのももったいないので、県内の気になるところに行ったり、会いたい人たちに会いに行ったりしていました。
気になっていた場所のうちのひとつ、新宮市にある泊まれる図書館「Youth Library えんがわ」へながっちと2人で行ってきました!
Youth Library えんがわとは、「ユースの学びを全力で応援する図書館」です。
ちなみに、えんがわでのユースとは
20代くらいまでの人を指すようです。
このYouth Library えんがわをつくったのは、初代館長の並河哲次さん。
今は新宮市議会議員の傍ら、えんがわの留守番係をしています。
きっかけはすごく単純な思いつきです。子どもや若者が、自分で好きなように、思いついたことをできるような場を作りたい、そしてそこを彼らの自由な発想を応援する場としていきたい、と思っていました。大人達に干渉されず、自由に過ごす、ちょうど「秘密基地」のようなイメージです。
当初は塾のようなことをしようかと思っていましたが、決まった日時に開けるとなると、私のその他の活動に支障が出てくるので、他の方法を探していました。そんな時、「リブライズ」という、場所と本さえあれば誰でも図書館ができるインターネットサービスを見つけ、古民家を改装して図書館にしました。図書や机等を寄贈してくださった地域の方々、本の整理や本棚作りなどの作業を引き受けてくれたボランティアの「図書委員」さん達のお陰で、この8月には夏休み中の子ども達を迎えることができました。
実は、わたしと並河さんは以前から知り合いで
並河さんの活動をFacebookで見ていました。
以前ワカヤマチックの記事を読んでいた時、
えんがわがクラウドファンディングを行っていることを知りました。
(わたしもながっちの更新を楽しみにしている一読者です。笑)
えんがわのCAMPFIREのクラウドファンディングページはこちら。
ユースのために頑張っている並河さん。
久しぶりにお会いしたいと思っていた時にメッセージのやりとりをしていたら、クラウドファンディングのリターンのひとつの、えんがわの床張りイベントに特別に2人で参加させていただけることになりました。
さらに泊まれる図書館にも泊めていただけることに!
どんな本を読みながら眠りにつこうかな・・・とわくわくしながら、
はるばる新宮へ床張り合宿に出発!
田辺を出発して約2時間半、えんがわへ到着。
えんがわへ行くための橋。
特別感がなんだかステキです。
名前の通り、おおきな縁側があり、庭が見えます。
(この日は木材カットスペースとして活躍)
中へ入ると、みなさんもうすでに作業されていました。
実はわたし達2人は「床張り経験あり」。
説明を受け、手順を思い出しつつさっそくお手伝いスタート。
↓ 床張りの様子
十数名ほどの人が集まっており、作業もスムーズに進んだため
無事夕方ごろに作業は終了しました。
↑最後の床板をはめ込んだ瞬間。
かんなで削って微調整を繰り返して、5回目くらいでようやくぴったり収まりました!
ものすごい達成感。
作業のあとは、
張りたての床の上でみんなで鍋を囲んで打ち上げをしました。
黙々と作業をしていたので、
そういえばここにいる人達のことはまだよく知りません。
いったいどういう人たちが集まっていたのでしょうか?
お話をうかがってみました。
まずは、現館長の宮川裕大さん。
宮川さんについてのインタビュー記事が、
「紀伊半島の求人サイトKii」さんに掲載されていました。
ぼくがはじめて来たのは、2013年の8月、21歳でした。旅の途中で新宮に来て、なんか面白そうって。
「自分が高校生のとき、こういう場所あったらよかったんだろうなぁ」と思う。
大)どうして?
裕)サッカーに打ちこんでいたんです。部活ではなくて、地元のサッカークラブに通っていて。学校の授業中は、寝てるか本読むか。成績も最下位。居場所がなくって。もしサッカークラブがなかったら、自分けっこうヤバかったよなという感じがあって。
ちょっとさみしいプロフィールですが
何はともあれ、現在は旅するえんがわ館長として、
すっかり新宮になじんでいる宮川さん。もはやかなりの新宮ツウ。
普段から新宮市内を自転車や徒歩で移動しまくっている中で
新宮市内の空き家情報から、食べられる野草情報、
そしてなんと新宮市内のおうちへのポスティング最短ルート(!)
まで熟知されているそうです。
地元のお祭りで使うわらじも作れるんだとか。すごい。
他にも、今回なんと10万円(!)ファンドされて、
高校生自習室の命名権1年分を獲得された方もいらっしゃいました。
(自習室の名前は「わくわく☆スタディスペース」になりました)
どうしてえんがわのプロジェクトにファンドしようと思ったのかを尋ねたところ、
共育学舎というところでえんがわを知ったのがきっかけだったと仰っていました。
共育学舎では、ポン菓子もつくられていて
えんがわで販売して、売り上げの一部を
新宮の中高生の海外渡航費として援助されているそうです。
なんとさらに菓子製造業も飲食業もできるという
夢のような場所。
飲食業といえば・・・
実は今回、高校生自習室のお隣のスペースに
コーヒースタンドをつくるDIYも行われていました!
そのコーヒースタンドの名前は
「コーヒースタンド 納屋(なや)(仮)
お店を運営するのは、
現在新宮にあるカフェ Bookcafe kujuで働いている
庄司颯さん。
どのような経緯でコーヒースタンドをつくることになったかは
こちらもKiiさんがインタビューされていました。
-今回、店をはじめるきっかけは?
ちょうど、えんがわの話を知り合いづてに聞いたんです。「これから飲食店の許可をとって、 若者がトライアル出店できる場所にしようとしてる」って。ぼくは専門学校にいたときから、店をやりたかったんです。せっかくだし「やっちゃおう」と思いました。
-コーヒースタンドって、どんな空間ですか?
カフェと違って、テイクアウトが中心です。おいしいコーヒーを気軽に買っていただいて、自分の好きなところでひと息入れてもらえたら。店内
は、ベンチとカウンターだけのシンプルなつくりに。大阪にいたとき、よく利用したんです。新宮にもあったらいいな、と思いました。
http://library-engawa.com/?page_id=167
コーヒースタンド納屋では、
自家焙煎のコーヒーや、
その他庄司さんこだわりのドリンクが楽しめるそうです。
お店は先日、1月11日にグランドオープン!
また今度、飲みに行きたいです。
↓コーヒースタンド納屋のFacebookページはこちら
https://www.facebook.com/CoffeeStandNaya/?fref=ts
いろんな人が集まってユースを応援し、
さらに若者がやりたいことにチャレンジし、
その姿をまた次の若者が見る。
とても素敵なサイクルですね。
これからのえんがわの動きがとても楽しみです!
それでは、今回泊まらせていただいたお部屋の写真をご紹介。
部屋には本(漫画も)がたくさんあって
庭も見えます。
先輩ユースが相談に乗ってくれるようです。
どんな悩みが入っているんだろう。
ちなみに、何を読みながら眠ったかというと
漫画「耳をすませば」を読んで眠りにつきました。
(聖司くんはバイオリン弾いてませんでした)
ながっちは手塚治虫の「火の鳥」を読んでいました。
(ブラックファンタジーが好きだというながっち)
えんがわに泊まるには
こちらのairbnbのページから予約できます。
ユースに嬉しい割引もあるようなので、
対象の方はぜひえんがわスタッフに相談してみてください。
「ユースの活動を応援したい!」割引により・・・500円/泊・人
(ユースのみ、マイクロキャンプ場 テント1張り100円/泊もあります。)
それでは最後に
さよなら~!
Before
After