和歌山が好きになれない和歌山市民とまちを歩いてみた。
こんにちは、ながっちです!
これまでこのブログでは
わたしがおもしろいと感じた
和歌山の情報を発信してきたのですが
県外出身の私が
これだけおもしろがれるなら
生粋の和歌山県民は
和歌山が大好きで当たり前!
...というわけでは無さそうです。
今回のまち歩きは
和歌山生まれ和歌山育ちの後輩から
送られてきた、
一通のメッセージから始まりました。
/////////////////////////////////
ランチのボリュームに
定評のある老舗洋食屋
「グリル三笠」にて待ち合わせ。
(メンチカツ・チキンカツ・トンカツの盛り合わせ。800円でこのボリューム!)
彼は大学のサークルの後輩「そっち」です。
そっちは和歌山市内の歩行環境についての
卒業論文を書きたくて相談のメッセージを送ってくれたのですが...
和歌山生まれ和歌山育ちにもかかわらず
和歌山へのイメージが
超絶ネガティブ!
「和歌山って何も無いよね」派だったのです。
しかし聞いてみると、
そっち「そもそも、普段車ばっかりで歩かんからな~。休みの日も行くのはショッピングセンターとかやし、大通りしか通らんし...。」
確かに車社会の和歌山なら仕方ありません。
でもそんな日常で見落としているところにこそ
和歌山の魅力はあるのではないでしょうか。
あらためて「まち歩き」というくくりで
まちを歩くことで、
当たり前すぎて見えなかったものが見えるようになるのでは?
という思いもこめつつ
ゆる〜〜く
まち歩きスタート!
お腹いっぱいで出発です!
//////////////////////////
目的地は特に決めなかったので
傘を倒して歩く方向を決めてみたりしましたが
面倒くさくなり曲がり角3回目で直感に頼りました。
...つまり適当に歩きました。
「きたない...」
前日に台風が直撃し、
最悪のコンディションの川を眺めて
開始早々絶望するそっち。
普段はここまでにごってませんが、
歩くとやっぱり水辺は目に付きますね。
和歌山の水辺に関しては
ミズベリング和歌山という団体があるので
素敵な水辺に変化する日も近いかも...
▼ミズベリング和歌山
https://www.facebook.com/1708702092689187/
気を取り直して歩みを進めると
良い感じの和菓子屋さんを発見!
「一寸法師」という名前のお店です。
店内に入ると、
おいしい梅ジュースの試飲を
サービスしてくれる店主さん。
店内には和菓子がたくさん。
ながっち「おすすめはどれですか~?」
店主さん「うちはあんこ屋さんやからねえ。人気はどらやきとかきんつばかなぁ~!」
ただの和菓子屋さんではなく
あんこ屋さんが作る
和菓子のお店だったようです!
そっち「あっこれ和歌山弁や!"そうやのし”懐かしい~。おばあちゃんとか使ってたわ~。」
店主さん「もう今は、なかなか使わんよね~。」
盛り上がる和歌山人。
どうやら
「そうやのし」=「 そうですね~」
という意味で、
基本女の人がはんなり気味に使うらしいです。
調べる中で、和歌山弁を学ぶ姿勢を説いた
アツいまとめサイトを
発見したのではっておきます。
「そうやのし」はきっと上級者向けです。
(2016年12月現在サイトが閉鎖されていました。泣)
ランチでおなかがいっぱい過ぎたので
アイスを購入。
なんとアイスも自家製!
あんこのアイスには栗もゴロゴロ入っていて
秋にもぴったりのお味でした~!
【楽天市場】こだわりの和菓子の店:和菓子の店 一寸法師[トップページ]
心なしか気分が
盛り上がってきた雰囲気のそっち。
そっち「こうやって店員さんと近い距離で話せるのいいよな~。」
たしかに、会話があるか無いかで体験としての価値がかなり変わる気がします。日常の中の何気ないお店が愛されるのはそういうところにあると思います。
いい感じにまちあるき感が出てきました〜!
//////////////////////////////////////////////////////////////
さらに、「THE普通の道」を
適当に進んでゆきます。
この付近はそっちの
高校時代の通学路だったらしく、
本当に日常の中の風景。
それでも意識して見ていると、
何かが「らしくない」不動産屋さん
歯茎を見せ付けてくる犬
どこかで見たことありそうで多分無い
「みるくの王様」
(牛乳王というポケスポットになっていました)
何かを見ようと、まちを意識的に歩くと
気になるモノ・風景もそれなりに出現します。
日常の風景って見ているようで
見えてないんだなぁと実感します。
さらに歩くと
コーヒー好きな大人たちが愛する
もくれんさんなど、個性的なお店が集まる
じゃんじゃん横丁を発見!
立ち寄ってみます。
すぐそばの高校に通っていたのに
ここの存在を知らず、驚くそっち。
(観光の後輩君が働いてました〜!)
和大生も意外と知らない人が多い気がします。
めっちゃもったいない!!!
この場所については
ディープすぎて書ききれないので
詳しくはまたの機会に...!
▼じゃんじゃん横丁Facebook
https://www.facebook.com/janjanevent
///////////////////////////////////////////
まだまだ歩いて、
和歌山城方面に引き返そうとした道で
思いがけない風景に出会うことができました。
こんななにげな~~い
住宅街の中の曲がり角を曲がると...
雰囲気が一変!!!
「なんやここ!?」
秘密の場所を見つけたみたいに
テンションが上がります。
特に何も説明はなく、中は使われていないよう...
しかもこのレンガの雰囲気、、
あの場所に似てるような...
そう、友ヶ島!!!
(わざわざ同じポーズで撮りました。)
手を添えてみたりなんかすると
さらにそれっぽく撮れます。笑
この日常→非日常への
強烈なギャップにテンションが上がりました。
写真で伝えきれないので
是非行ってみてほしい場所です。
情報が無さすぎるので
「鷹匠町 レンガ」で検索すると
いくつかのサイトに詳細が!
実は、旧 紀陽織布の社宅跡地で
見た目のとおり
「レンガアパート」と呼ばれているそうです。
本当に閑静な住宅街のど真ん中にあるので、
難しい面もありそうですが
うまく活用、保存されていってほしい場所です。
http://blogs.yahoo.co.jp/kyodain/13761460.html
/////////////////////////////
ここからまた和歌山城に
むかって歩くと、
また様々なスポットに出会います。
最近巷のカフェ巡り女子に
大人気のCUPSさん!
店内は女性ばかりです。
https://www.facebook.com/cupscoffeecupcakes/?fref=ts
CUPSさんのある建物
「THE PICNIC」さんは
和歌山では珍しいゼロからDIYできる賃貸も
あるそうですよ~!
お城も近くて緑もいっぱいで、
雰囲気のいいエリアです。
車に乗ってて見かけたことはあるけど
行ったことがある人はあまりいなさそうな
近代美術館横の奥山稲荷社。
身代り地蔵の文字がちょっとこわいです...
神社につながる坂の上からの和歌山城。
多分奥に見えているのが身代り地蔵。
雰囲気あります。
鳥居がいっぱいあるだけで京都っぽい。
歩きつかれたので最後は
すぐ横の和歌山近代美術館内にある
ブックカフェ「BRING BOOK STORE」で休憩~!
ここでまったりコーヒーを飲みながら
振り返ってみます。
そっち「正直、印象変わったな~。和歌山には何も無いって思ってたけど探せばいろいろあるんやな~って。なんやろうこのもったいないっていう漠然とした気持ちは...。」
ながっち「おお!なんだかポジティブになってる!」
共通していたのは
「"ある”のに知らないのは
なんだかすごくもったいないね」
という感想でした。
実際県外から和歌山に来て、
すごく気に入ってくれる人がいます。
私自身も大学よりもまちなかに出るようになって初めて
和歌山っておもしろいなぁと思うようになりました。
それは、いわゆる観光地的な見せられる場所ではなくて
人とか雰囲気とかもっと日常的な部分が
見えるようになったからかもしれません。
今あるモノたちがもっと見やすくなれば
そっちのように少しずつでも
和歌山を好きになる人がもっと増えるかも知れないですね。
このブログで少しでも
見えやすくなるといいなぁとおもいます。
今回歩いたルートはこんな感じです。
(☆印)
3時間半くらい歩いただけでも
新しい発見がたくさんあったので
まだまだいろんな魅力が眠っているかもしれませんね~。
みなさんもたまには近所を
ゆっくり歩いてみて下さい♪
それでは徒歩でないと見れない
ながっちのお気に入りの風景で さようなら〜!