和歌山は香りの宝庫?バリ島気分で癒されてきた。
こんにちは、ながっちです。
和歌山ラーメンのスープの香り、みかんの香り、焼肉の香り、ぶらくり丁のお茶屋さんの香り、焼きたてのパンの香り...
まちを歩いているといろんな香りに出会います。
たまに懐かしい香りがすると昔の記憶が呼び起こされたりしますが、こうした香りと脳の関係のことを「プルースト効果」というらしいです。
元彼の香水の香りとかで微妙な気持ちになるアレですね。
プルースト効果(香りと脳の関係) | promotool news
ということは、旅人が
和歌山で香りとセットになった体験をすると
和歌山のことをふと日常で思い出す可能性も...?
今回はそんな「香り」とセットの体験を
「和歌山らしい」香りにこだわって
提供することを目指している女性に迫ります!
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去年の12月に
「GuesthouseRICO」(前回記事参照)
http://www.guesthouserico.com/
の1周年記念で
「KIBOUSOU MARCHE(希望荘マルシェ)」
というイベントが行われました。
会場となったのはRICOの近くにある、
しぶ~~~い建物。
建物内はめぞん一刻を彷彿とさせる雰囲気です。
(読んだこと無いけど)
4畳半ぐらいの小さな部屋が並んでいて
それぞれの部屋で和歌山の注目のお店が出店していました。
この廊下の一番奥の部屋で出店されていたのが...
今回のメイン、
「KISHU HERB SPA」さんです!
普段こういうマッサージとか行かないわたしも
ハンドマッサージなら...と気軽にお願いしてみます。
(服脱いだり、靴脱いだりしなくて良いから気楽)
はたのさんという女性が始められた
「KISHU HERB SPA」は
今回がイベント初出店。
店舗はまだありませんが、
和歌山の特産品を使ったオイルやスクラブで
欧米観光客に癒しの休日を提供したい
という思いで始められたそうです。
はたのさん「まずはこの5種類のオイルからお好きなオイルを選んで下さいね~。」
机の上には5種類のオイル。
ここでの、ひとつひとつ香りを試させてもらいながらの
丁寧な説明がきっかけで、
和歌山の香りの可能性に気づかされてしまいました。
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まずは、ザ・和歌山の香りである
「温州みかん」の香りと「柚子」の香り。
はたのさん「まずは、この2つ。
『温州みかん』と『柚子』の香りのオイルは
お酒で有名な中野BCさんが
製造されているブランドなんです。
焼酎を作るときの蒸留の技術が
応用されているそうですよ~!」
お酒の製造技術がアロマオイルにも
応用できるんですね!
香りの源である柑橘は
有田市の伊藤農園さんの
柑橘果皮が使用されています。
和歌山県有田市のみかんやみかんジュースの通販で評判の伊藤農園
「温州みかん」「柚子」だけでなく
柑橘系の香りは
リフレッシュしたいときには
間違いないですね。
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はたのさん「次にこちらの青いビンのアロマオイルは熊野で作られている『クロモジ』の香りです。」
ながっち「クロモジってなんですか?」
はたのさん「爪楊枝などに使われることが多いクスノキ科の木で、枝葉を蒸留するとクロモジ油がとれるんですよ。」
ながっち「なるほど~。(くんくん)あ~めっちゃ癒し系の和って感じの香りですね〜〜。(語彙力の無さ)」
ここで気がつきましたが
香りを文字に表現するのってめっちゃ難しい。
ふと横を見るとそれぞれの香りの説明書きが!
「ウッディな香りの中にフローラル調の深みがあり、まるで森林浴をしているようなリラックスした気分にさせてくれます。」
さすがです。
青いビンと木箱が特徴的。
公式サイトに掲載されているオイルができるまでのストーリーも必見です!
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はたのさん「最後に、『ヒノキ』と『高野槙(こうやまき)』の香りです。『ヒノキ』は高野山周辺のものが使われています。『高野槙』は高野山に多く生えている高野山を象徴する木ですね。」
ながっち「(くんくん。)」
なるほど。
「ヒノキ」は馴染みぶかい木の良い香り。
「高野槙」はなんだか神聖な香り........チラッ
この2種類のオイルは高野山大師堂という高野山の薬屋さんが作られています。仏像とか仏画がフランクな感じで販売されていて面白いサイトでした。
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さあ、悩みますが
この5種類から1種類の選択タイム...!
ながっちはわかりやすい
「柚子」の香りにしました!
多分きっと高野槙とか選ぶ人は上級者。
ここから、
ゆ~っくり丁寧なマッサージが始まります。
ながっち「このマッサージはどこかで修行されたんですか?」
はたのさん「じつは、バリ島のスパで働いていたことがあるんですよ~。」
ながっち「めっちゃ本場じゃないですか!バリ島クオリティ!」
さらに、はたのさんは
「和ハーブ協会認定ハーブインストラクター」
「日本アロマ環境協会アロマテラピー検定1級」
の資格もお持ちだそうです。
ながっち「なんで和歌山の香りに目をつけたんですか?」
はたのさん「今日のオイルはすべて和歌山で作られたものなのですがどれもとっても質が高いんですよ~。」
今回紹介したオイルは
どれも古くからある優れた蒸留法である
「水蒸気蒸留法」で抽出されています。
さらに、アロマテラピー自体が
海外の発祥であることもあり、
アロマオイルは海外製のものが圧倒的に多く
国産のものはかなり少ないのだそう。
ただ、近年は国産のものも
着実に増えてきているようです。
外国産精油と日本産精油の違い|大網白里市のアロマルームReposer
こちらのブログには
外国産オイルと日本産オイルを
日本人を対象に比較実験すると
日本産オイルのほうが評価が高くなった
という実験について書かれていました。
やっぱり馴染みのある地域に
由来する香りのほうが
心から癒されるのかもしれませんね〜。
はたのさん「わたしの実家は有田のみかん農家で夫の実家は桃農家なんです。いずれは和歌山の特産品で自分で抽出したオイルを使っていければと思っています。」
和歌山の果物にとっても近いところにいるはたのさんがさらにバリエーション豊かな和歌山らしい香りを生み出されるのがとても楽しみです。
ながっち「あ~きもちいい~。強すぎず弱すぎない力加減!」
はたのさん「次は左手ですね。」
ながっち「片手が終わっても、もう片方が残ってるってお得感ありますね。(腕2本あるって幸せだな~)」
この柚子の香りに出会うたびに
はたのさんのマッサージを思い出すかもしれませんね。
ちなみに「KISHU HERB SPA」としての本格始動はもう少し先になりそうなので、またその時はワカヤマチックでお知らせできたらと思います。
みなさんも日常から和歌山らしい香りを
ちょっと意識してみませんか?
さようなら〜!